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2005年04月28日

某研究会のこと

大学時代所属していた読書系サークルが揉めているらしい、と後輩から聞く。
あのサークルは今も昔も変わらんなあと感慨しきり。
組織運営にばかり眼がいって、本を読むことに関してははダメダメぽいとことか、自分が現役のときと同じ匂いがする。


自分の場合だと、本が好きで同好の士を求めて本読みサークルに入ったはずなのに、いつのまにかサークル活動の為に本を読むようになり、ついにはサークル活動の為に本を読む時間が無くなるという、学生のサークル活動にありがちなダメスパイラルだった。
運営側にまわってしまい、組織を存続させる為に例会をしなくちゃ、読書会しなきゃ、って明らかに本末転倒しているのに気にならなくなっていき、本が好きで入ったはずなのに、読書よりもサークルを運営する事のほうが重要なことのように思えてしまって、活動が忙しくて本を読む暇が無いという、端から見たら頭が悪い光景も中にいる間は仕方ないように思えるわけで。
本を読みたければサークル止めれば良い。そんな冗談をこぼすようになる。サークルが自分の居場所になってしまっているから、絶対に辞めないんだけど。

普通に考えれば、読書会のパネラーの成り手がいないとか、例会に人が来ない、原稿が集まらないとかいうのは、すでに器に魅力がなくなっている、つまり運営側に根本的問題があることの証左なんだけど自分としてはそれを認めたくない。
んで、自分は一所懸命やっていると思っているから周りを罵倒しはじめる。
「例会に来ないとは何事だ」
「読書会の本を読まないなんて、まったくダメなやつだ」
「サークル員なんだから手伝えよ!」
と、その場にいない人を罵るのです。
まあ、余計人が来なくなるわけで。

当然読書会やっても重い雰囲気で、誰も発言しないわけです。まあ、ためにやってる読書会だから、盛り上がるほうが珍しいわけで。で、小説を読み込むよりも発表者のアラを見つけるほうが簡単だから、本より人に評がいきやすかった。レジュメが悪い、やる気が見えない、もっとマシなことは言えないのか、と。
本来なら議論が目的なはずで、レジュメなんか無くても、発表者なんかいなくても、それは出来たはずなんだけど。

そして、最後は自分達の運営のノウハウを後輩に受け継がせたわけです。
「本を読むこと」ではなく「運営すること」が自分にとってのサークル活動だったから。


今から考えるともうちょっとやり様があったんじゃないか、他の形にすることもできたんじゃないか、もう少し本がちゃんと読みたかったとか思うけど、これは後の祭り。
現役の人は後悔しないように頑張ってください。
posted by かかし at 04:37 | Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いい話が聞けましたよ.
現役に伝えておきますわ.
Posted by ゆうくん at 2005年05月07日 10:14
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