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2005年07月27日

映画:アイランド

休みを取ったので、何となくTOHO二条へ映画を観に行く。
「姑獲鳥の夏」にしようかと思っていたのだが、時間が中途半端で長時間待たねばならなかったので断念。結局「アイランド」にする。

ストーリーは臓器移植のために育成されたクローンの男女が、自分達の運命を知り育成施設を逃げ出すというもので、話自体にはあまり面白みがない。序盤は正直退屈だった。しかし、クローンを育成していた企業が、二人を連れ戻すために、ジャイモン・フンスー指揮する警備会社を投入したとたんに俄然愉快になってくる。

特殊部隊経験者だけで編成した精鋭部隊であり、国防省オススメというフレコミだったが、この警備会社やることなすことうまくいかない。
まだ近くにいる主人公達を一晩ヘリで探索しても発見できず、発見したと思ったら騒動を起してしまいスキをつかれてロサンゼルスまで逃げられ、ロサンゼルスで二人を発見したと思ったら先の騒動が原因で警察が出動し先に二人を確保されてしまい、仕方なく警察から主人公達の身柄を奪い返すべく銃撃戦を繰り広げている間にまた主人公達に逃げられ、カーチェイスやらジェットバイクチェイスやらの末部隊はほぼ潰滅状態に。
やっと主人公達を高層ビルの窓外に設置してある看板まで追い詰め、看板を銃撃し落下させるも自軍ヘリが巻き込まれて大破。あげく主人公達は無事に逃走。
シリアスな映画のはずなのだが、ここまでやられるとスラップスティクに思えてくる。

この役立たずっぷりは最後まで完全に首尾一貫しており、本当にビックリするほど役に立たない。
中盤から後半にかけては、序盤の粗相が可愛く見えるほどの致命的なミスを二重三重に繰り返しており、国防省は一体彼らのどこを評価しているのかさっぱりわからない。

結局クローンテーマとしては目新しいところは無かったが、警備会社の活躍が面白すぎたので満足した。万人が満足するかは謎。
posted by かかし at 21:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
デルタフォースの名が泣きますなぁ……。
僕としては「私たち2人がアイランドなのよ……」ってセリフに爆笑しそうで大変でした。
Posted by もりゃ〜ま at 2005年08月07日 00:25
中々の爆笑B級映画でしたなあ。そのうちテレ東の木曜洋画劇場でやりそうな感じ。
Posted by かかし at 2005年08月08日 13:01
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