下半身に障害を持ち車椅子に乗る青年、熊谷斗志八が探偵役。読んでいないので分からないのだけど、熊谷斗志八は「ifの迷宮」の登場人物でもあるらしい。そういえばはるか昔に買って積んだままだな、「ifの迷宮」は。
表題作である「レイニー・レイニー・ブルー」が個人的には好み。例え肉体に制限があっても頭脳は自由であるというのが、推理小説のセオリーのひとつだと思うんだけど、肉体が縛られているからこそ思考できない事件というものを用意してきたのは面白い。ただ、これ斗志八じゃなくても普通は推理できないよね。
レイニー・レイニー・ブルー (カッパ・ノベルス)
posted with amazlet on 07.11.26
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