うーむ、個人的には、本にはあまり帯は重要ではないと思うけど、売る方にしてみれば端的に内容を要約できるスペースとして、帯は便利な存在なんだろうと思う。
腐るほど本が出版されている日本では、少しでも購者にアピールする必要があるわけで、まったく帯無し、情報の提示無しで新刊を売るということは、すでに冒険の領域ではないかと。情報の提示はソデとかカバー裏で充分じゃないかという考えもあるだろうが、手にとるよりも、眺めるだけの人が圧倒的に多いわけで、視線だけで本を選択している人に訴えるには、やはり帯が最適じゃないかと。
今流行の「手書き風」ポップも、明らかに眺める客にポイントを合わせた戦略だし。
まあ、帯をつけようがつけまいが、売れない本は売れないわけで、実際は販促の効果よりも、売り手の精神安定の効用の方が大きいような気がします。つまり気休め。
清涼院流水のような者が書くとかで、
販売数変わるってのも聞いたことありますよぉ。
そのファンが釣られて買う、みたいな。
そういえば、新本格は帯に推薦のコピーが載るのがあたりまえみたいになってるけど、古書で買うときに無いとわからなくて困るので、できればカバー裏にも書いておいて欲しいなあと思う。
あと、流水の推薦で販売部数が伸びるのは、世間が間違っているのだと思います。