ドラえもんがいない状態で秘密道具を乱用するとどうなるのかという小説。案の定ヒドイことになって主人公は右往左往するハメになります。いやまあドラえもんの方も、ドラえもんがいようがいまいが毎回結構ヒドイことになってますけど。
たった一つでも世界を変えられる秘密道具を、ホイホイ大量に売りさばいてしまう未来デパートは、架空企業の中でも最も恐ろしいものの一つではなかろうか。アンブレラとか目じゃない。
「削除ボーイズ0326」は第一回ポプラ社小説大賞受賞作なのですが、盗作ではないかとの指摘もあったらしい。映画「バタフライ・エフェクト」と展開などが被っているということなのですが、時間改変ものって大抵どっか似てくると思うんだがねえ。「バタフライ・エフェクト」も観ているけど、盗作というほど細部まで類似している印象は無いかな。