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2005年05月29日

あんしぶる通信室:「傀儡后」読書会

傀儡后

あんしぶる通信室の「傀儡后」読書会に参加する。
参加者は十四人くらい。過去最多。

京大SF研の一回生が二人参加。最少年齢更新。
そのうちの一人は読了しておらず、「まだ全部読んでないんですが」というセリフを久しぶりに聞いた。
何だか懐かしい気分になる。


読書会であるが、個々のガジェットは非常に魅力的だが、全体としてはあまり面白くないという感想が大半。
多彩な人物を錯綜させるくせに、群像劇として描く気は全く無く、読んでいて座りが悪いという意見も。
通常とは違い、登場人物が物語を作っていくタイプの小説ではないので、ストーリーを追う読み方や、登場人物に感情移入をしようとするとキツイかもしれない。

ガジェットに関してだが、成立させるための技術や、それが生れた過程などが曖昧に描かれていて、
細部にひっかかる点が多々あった。
たとえば麗腐病であるが、何故○○によって伝染するのかという点が解明されていない。
ハードSF好きな人たちはこのあたりが気になったようだ。
牧野修は言葉やシチュエーションへの関心は極めて高いが、テクノロジーへの関心は希薄ということなのだろうか。

あと、シャドームーンしかいない仮面ライダーブラックではないかという感想が出た。
確かにそんな感じかもしれない。

最終章がグダグダなのは、SFマガジンの連載小説がうまっくいった試しはないので、仕方がないというシビアな意見が京大の偉い人から出た。
この前のエリコもSFマガジン連載だったよね…。


次回のお題は、北野勇作「昔、火星のあった場所」
徳間デュアル文庫だけど、現在アマゾン品切れ中ですよ?


posted by かかし at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月28日

展覧会:江戸絵画への熱いまなざし

滋賀の近代美術館で催されている江戸絵画の展覧会を見にいく。

時代にそって流派別に展示してあるので、門外漢の自分にとっては非常に分かりやすかった。
絵師のプロフィールや作品毎の説明文が詳細だったのもありがたい。
説明文が長いと人の流れが滞ってしまうため、簡単な説明しか置かない美術館が多いのだが、美術に関する知識が足りない自分にはそれが不満だったのだ。分かる人にだけ分かれば良いという態度も、まあ有りだとは思うのだけど。

常設展は日本の現代美術が中心だったのだが、江戸絵画を鑑賞したあとで見ると、何だか落ち着かない気分になった。
現代美術というのが、それまでの芸術のカウンターであることが肌で分かり面白い。

帰りにあちこちのブックオフに寄って仕入れ。やはり他府県は微妙に品揃えが違う。積極的に他府県を攻めるべきか。
posted by かかし at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月04日

PS2:ACE アナザーセンチュリーズエピソード



PS2のアナザーセンチュリーズエピソードがかなりいい感じ。
製作がアーマードコアのフロムソフトウェアということで、発売前から期待はしていたのだけど、やはり良い出来でした。

世界観はいわゆるスーパーロボット大戦系のクロスオーバー。
登場作品は「逆襲のシャア」「Zガンダム」「ガンダムW」「ナデシコ劇場版」「レイズナー」「エルガイム」「ドラグナー」「ブレンパワード」「ダンバイン」「バンプレストオリジナル」「フロムソフトウェアオリジナル」

ゲームの基本的な流れはフロムお馴染みのミッション遂行型です。ミッションを遂行することによりエースポイントが得られ、これを貯めることで機体の獲得、機体の改良、戦艦の改善を行います。
最初は使える機体も限られていますが、ミッションを重ねたり、出現条件をみたすことで増えていきます。

フロムといえば玄人志向の操作性で難しいと思っている人も多いだろうけど、アーマードコアと比べると操作システムも初心者向けで、メカアクションゲームが苦手な人でも大丈夫。簡単といえども機体ごとの操作性や攻撃方法はかなり異なっており、愛機の選択によって全く違った戦い方をすることになります。

ゲームバランスも悪くなく、極端に難易度の高いミッションは特にありません。だが各ミッションごとにシークレット条件が存在しており、これはかなり難易度の高いものもあるので、もの足りないということは無いはず。
クリア後はフリーミッションモードが追加され、条件を満たすことで敵陣側の機体も使用可能になります。

各機体の特色を楽しんでいるだけでもかなりお腹いっぱいになるので、ガンダムなどのリアルロボットタイプのアニメが好きな人には是非ともオススメしたい逸品です。

個人的にはマルチプレイをやりたいんだけど、周りに買ってる人が誰もいない…
posted by かかし at 12:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月05日

読書:「タマラセ」

tamarase

「タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔」 六塚光 角川スニーカー文庫

大学の先輩であるところの六塚光氏のデビュー作。本来なら氏への敬称は「せんせいさん」であるべきなのだが、「せんせいさん」という単語は文字にすると長い上にあまりにアレなニオイを発するので、このブログでは使わないことにします。検索で来た人にマイナスイメージを植え付けても悪いし。まあ、ある特定の層にとっては、好印象となるかもしれないが。


さてこの「タマラセ」、いわゆる異能力アクションものなのだが、最大の売りであるところの「能力」の部分が少し弱い気がした。自分の幽体から武器を具現化し、それを使って戦うという設定からは、やはり「ジョジョ」や「スクライド」を連想してしまうし、それらと比較すると戦いの駆け引きや、能力の使い方において弱いと感じてしまう。

幽体のにらめっこや、タマラセではないと演技する夏月を、佐倉が能力を利用して見破る場面など、うまく能力を使っている場面もある。だが戦闘シーンでは基本的にタマラセは単純な武器としてしか使用されておらず、力と力のぶつかり合いとなってしまっている。そこが少し物足りない。
「タマラセ」ならではという能力の使い方、戦い方。「タマラセ」だから成立する戦いの駆け引き。これが欲しかった気がする。

ただ、これはシリーズ第一弾ということで、分かりやすさを重視した結果だという気もする。実際読者の中に確固たる世界を築いていない状態で、能力を応用した戦闘を繰り広げても、複雑さだけが印象に残ってしまい、面白さは読者に伝わらなかっただろうし。


作品の構成に関しては、きっちりと計算して組み立てた印象があり、過不足なくまとまっている。逆を返せば、あまりにも予定調和であり、こちらの意表をついてくる展開がないともいえる。伏線もきっちり回収しており、小説としてスマートであるのだが、その分パワー不足の感がある。
しかしながら、作品自体の完成度は高く、長所ととるか短所と見るかは、読者の好みに委ねられるだろう。


小説の面白さとして、隙間から滲みでてくる過剰さというものがある。この作品でいうならば、それは明らかに作者のセンスであり、このシニカルなのかブラックなのかよくわからない少し斜め上を向いたセンスは六塚光という作家の大きな武器になりうるものだと思う。
しかし、このセンスは現在のところ、全体の構成から逸脱しない程度に抑制されているような印象を受ける。もっと漏らしても良いと思うのだが。


たらたら書いてきましたが、全体的に完成度は高く、読んで損は無いと思うので、一度手にとって見てください。オススメ。
posted by かかし at 17:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月12日

ゲーム:BUSIN

BUSIN

BUSIN 〜Wizardry Alternative〜


連日連夜これにふけっておりまして、更新が停止しております…。
新しいWIZは何となく敬遠していたのだけど、ふと寄った古本屋で投げ売りされていたのでついカッとなって購入。
これはまずかった。時間がくわれる、くわれる。

昔ながらのWIZらしさも残しつつ、パーティー連携技のアレイド・システムや、魔法を素材からの合成で手に入れる魔法石システムなど、新しい要素も取り入れており、これは良い進化を遂げていると思います。

出てくるキャラクターも中々良い感じで、イベントも頻繁に挿入されるため、ずいぶんと楽しい思いをさせてもらっております。イチオシは侍のヒナ。萌え。

とにかく良いゲームなので、WIZ好きで最近のゲームの演出やポリゴンなどに抵抗が無い人は、ぜひプレイすることをおすすめします。


しかし、ほどほどにせんとな…。
posted by かかし at 06:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月05日

映画:FROM DUSK TILL DAWN 2

from2

FROM DUSK TILL DAWN 2:TEXAS BLOOD MONEY

前作が面白かったので、色々期待したのだけど、見どころもあまりなく拍子抜け。
同じような設定を使っていても、監督や脚本が違うとこうも違うものか。
せめてバカ銃とか出てくれば、少しは楽しめたのだけど……。
続きを読む
posted by かかし at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月22日

ゲーム:九龍妖魔学園紀

九龍妖魔学園紀

ついカッとなって購入してしまってから、猿のようにやり続けております。仕事しろよって声がどこからともなく聞こえてきますが、あえて無視。

従来の魔人シリーズとはかなり趣きが違い、今回は3Dダンジョン探索アドベンチャー。少しばかりアトラス臭が鼻につきますが、これはこれで良いのではないかと。
武器の入手方法など、ちょっぴりwizライクな部分もあり、ダンジョンパートは、かなり中毒性があります。
アドベンチャーパートでの感受入力システムも健在。雑誌の事前情報では、ちょっぴり不安を感じていたのですが、確かにこれは魔人シリーズ。
万人にオススメできるゲームではないですが、3Dダンジョンの攻略にもののあはれを感じる方や、魔人学園に青春をかけた方は、ぜひやってみてください。
posted by かかし at 03:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月20日

映画:大怪獣襲来グジラ

大怪獣襲来グジラ

宇宙を漂う暗黒惑星の主ロード・ドゥームは地球侵略をたくらみ、怪獣グジラを地球に送り込む。
この陰謀は銀河警察の知るところとなるが、ロード・ドゥームは銀河警察の基地に先制攻撃を加える。
基地が機能しなくなったため、地球に人員を派遣できなくなった銀河警察は、偵察員であるカブトガニ型宇宙人を地球に向かわせる。地球は助かるのか?


「グジラ」は邦題で、原題は「KRAA! THE SEA MONSTER」 
「グジラ」というタイトルは日本で勝手につけたっぽいです。「ゴジラ」は意識してるみたいなので、良いといえば良いのですが、もっとよくタイトル考えろよ。

さてこのグジラ、両棲の深海怪獣らしいのですが、基本的に地上を移動します。直立二足歩行で。両棲なのにスーツが完全に人間の寸尺と同じなんですね…。で、何故か頭部だけが強引に胸のあたりについている。何というか、迫力無い事おびただしい。スーツアクターにはやさしい形状なのかもしれませんが、せめて足をもう少し短くして欲しかった。

また、どこまでも低予算なので、グジラが暴れている場面で、人の合成なんてものはなく、街は無人。1998年の制作なので一応光線とかにCGも使っていますが、あまりに痛々しいので、いっそ使わない方が良かったんじゃという気がします。壊れるしょぼいミニチュア。暴れるグジラ。無人の街。痛いCG。おお、ブラボー、なんてB級。

で、見所というのは、ほとんど有りません。グジラが「GODZILLA」の看板をぶち壊すシーンがあるくらいか…。
ちなみに、最後はロード・ドゥームを殴り倒して終わりという、実にアメリカンスピリットに溢れる結末でした。
posted by かかし at 15:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画:案山子男2

案山子男2~復讐の雄叫び~SCARECROW SLAYER

デイヴィッドとカールは伝説の案山子男を盗み出そうと農場へと忍び込む。しかし案山子男が甦ったと勘違いした農場主は、デイヴィッドを撃ち殺してしまう。デイヴィッド魂は復讐の怨念と化し、案山子男に乗り移り、次々と殺人を犯していく。

 これはヒドイ。超B級テイスト溢れた前作がウルトラ級の傑作に思えるほど酷い。
 映像は汚く、特撮もショボく、脚本は電波。予算が少なかったのか、案山子男のつくりも前作に比べてかなりチープになってしまっています。いや、前作のもチープだったけど、充分プロの仕事でした。今回のは、何というか、中学生の工作? もし前作と同じスーツだというのなら、少しは手入れしろ。まったくもって、何をどうしたらこんなに酷くなるのか。
 ホラー映画の見所で有るべき殺人シーンも期待はずれ。前作の変態的殺人技巧もなりをひそめ、ほぼ鎌で切り裂くのみ、アクションも申し訳程度という体たらく。お前、それでも案山子男か!
 宣伝にあった案山子男VS案山子男は時間にして十分程度だがまあまあの出来栄え。アクションここだけは頑張ってます。まあ、やたら暗くて見にくいですが。

 前作は観客を楽しませようという心意気が随所で見て取れたが、今作は圧倒的なひとりよがりであり、プロ意識が欠如しているとしか思えない。ちょっとぐらい投げやりでも、破綻があっても、無理矢理でも、楽しむべきところがあればそれで満足なのだが、この作品にはそれが無い。
 まったくオススメできないので、暇な人はダメだということを確認するために見てみてください。
posted by かかし at 12:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月15日

映画:案山子男

案山子男SCARECROW

せっかく案山子なので見てみる。
ストーリーは内気な少年がイジメられて、殺されて、案山子男になって、恨みがある人やら関係ない人を惨殺する話。

B級直球勝負な映画は見てて楽しいなあ。製作者の投げやりな感じとか、脚本の投げやりな感じとか。とにかく投げやりでたまらん。
無意味にアクロバティックに跳ね回る案山子男も、全身でB級を体現していて良い。とりあえずトウモロコシでこめかみをぶっ刺すという殺し方は、多分前例が無いだろうし、斬新なことは良いことだと思うので、暇な人は見てみてください。
posted by かかし at 01:43 | Comment(3) | TrackBack(2) | 感想とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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